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葛飾・高砂発の「歌姫」誕生-「人数合わせに出たら優勝しちゃった」

授賞式の様子

授賞式の様子

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 高砂北公園(葛飾区高砂4)で10月26日、「第2回下町アイドル歌姫発掘オーディション」が行われ、初回優勝者「マーガレットフラワー」に続く高砂のキャンペーンガールが誕生した。

優勝者のステージ

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 同イベントは、高砂南町商友会、高砂商店会、高砂エビス通り商店会の3商店街から成る実行委員会が主催する「高砂音楽祭」の一環。同祭は、伝説の野外ライブ「ウッドストック」のような楽しく夢のある音楽の祭典を目指し、元気で魅力のある高砂を発信するため2008年より開催。音楽ステージのほか、パレード、パフォーマンス、フリ-マーケット、ちびっ子祭りなどのイベントを催している。

 昨年初開催の同オーディションは、高砂が音楽の街であることをPRする、歌のうまいアイドル歌姫(キャンペーンガール)を発掘するのが目的。参加条件は、「歌がうまく、葛飾区内在住・在勤・在学もしくは葛飾区を愛する10~100歳の女性」で、「芸能事務所などと契約がないアマチュア」であること。第1回優勝者の小学生ユニット「マーガレットフラワー」は、ご当地アイドルとして区内のライブやイベントに参加し、CDデビューも間近に控えている。

 第2回となる今回の会場は特設のプロレスリング。予選を勝ち抜いた6組の参加者がリングに上がり持ち歌を披露した。参加者は足立区在住の主婦や、地元中学生、秋葉原を中心に活動するアニメソングカバーユニットなどバラエティー豊か。最年少参加者の岩崎安純さんは参加条件に満たない6歳ながら、やる気を買われて参加。ディズニー映画「アナと雪の女王」の挿入歌「雪だるまつくろう」を身ぶり、手ぶりを交えて歌い、会場を大いに沸かせた。

 審査は、会場の盛り上がりと審査員の意見により優勝者を決定。特典は、プロの写真家によるプロフィール写真撮影と、3カ月間の無料ボイスレッスン、オリジナルソング楽曲提供など、地元企業の協力で、1年間のタレント体験ができる。そのほか、地元ラジオやイベントへの出演も約束されている。

 結果は、最年少の岩崎安純さんが審査員特別賞。アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の主題歌「コネクト」を歌った2人組ユニット「+α(アルファ)」さんが準優秀賞。優勝者には「アナと雪の女王」の挿入歌「生まれてはじめて」を歌った高砂中学校(高砂3)の3年、小林香穂さんが選ばれた。

オーディションのプロデュースを務める小田朋和さんは、小林さんを選んだ理由について「準優勝の+αさんはプロでも通用するくらいの実力の持ち主だが、小林さんは中学生ということでまだまだ伸びしろがある。彼女の将来性に賭けたくなった」と期待する。

 小林さんは「人数が足りないから、と呼ばれて参加したので優勝してビックリした。高校受験を控えているのですぐには活動できないが、今後のことはゆっくり考えたい」とコメント。関係者は彼女の今後の動向に注目している。

 オーディションの総評として、審査員の松舘香代子さんは「プロレスリングという360度観客に囲まれたステージで大変緊張したと思うが、みんな最後まで歌い切り、レベルが高かったように思う」と講評を述べた。同審査員のSHOWさんは「四方八方から見られるステージは、僕が知っている中でも日本武道館か高砂音楽祭くらい。将来、武道館でデビューした時、この経験が生きるのでは」と未来の歌姫に期待を込めた。

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