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葛飾区役所で「コンテナガーデン講座」-街にもっと花の彩りを

コンテナガーデンを制作する参加者

コンテナガーデンを制作する参加者

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 葛飾区役所(葛飾区立石5)で2月22日、「コンテナガーデン作り方講座~コンテナガーデニングに学ぶ、花壇植栽のヒント~」が行われた。主催はかつしか花いっぱいのまちづくり推進協議会、葛飾区。

コンテナガーデン

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 同講習会は、区内で花壇活動を行っている同協議会・会員を対象に、スキルアップと地域での活用を目的とする。講師の麻生由美子さんは「英国王立園芸協会コンテナガーデニングマスター」「ハンギングバスケットマスター」の資格を持ち、日頃から「金町駅北口周辺地区まちづくり協議会」でアドバイザーとしても活動。同回はデザインのノウハウが凝縮された「コンテナガーデン」作りから花壇植栽のヒントを紹介した。

 麻生さんはコンテナガーデンのポイントとして、色のコントラスト、植物の高低差、大きさや形、開花時期などを考慮しながら組み合わせて配置決めをすること、寄せ植えの手順や手入れ方法などを細かくアドバイス。募集人数を上回る26人の参加者は、しきりにメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。

 用意されたセラミック製のコンテナに、ローズマリーをはじめ、ブルーデージーやネメシアメシアなど全6種類の花材が受講した参加者の手によって寄せ植えされ「花いっぱいのおもてなしコンテナ」が完成した。

 会長の沢崎俊之さんは「協議会は昨年9月に立ち上がったばかりで、今回初めて企画した講座にたくさん集まってもらってうれしい。会員相互の交流も深まり、つながりができたことも活動の励みになった。今後も協議会の活性化を図るため、情報共有や技術向上に力を注いでいきたい」と意気込みを話す。

 沢崎さんは北野小学校学校地域応援団の一員として、金町公園の美化清掃に努め「大人も子どもも楽しめる花壇作り」を目指し活動している。「花壇を作って管理していると大人が公園に居るきっかけとなり、防犯にもなる。葛飾を花いっぱいの明るい街にしたい」とも。

 区環境課の早坂係長は「これからも同協議会の声を聞いて、区民と一緒に街づくりの取り組みを広げていきたい」と話す。

制作したコンテナガーデンの半分は、希望する団体に6月15日まで貸し出され地域で活用し、半分は公共施設で活用する。卒園・卒業シーズンを迎える保育園や学校などにも設置され、街に彩りを添える。

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