葛飾エフエム放送の音楽番組「音楽のたまご」内で現在、葛飾のオリジナルソングを作るコーナーが始まって3カ月がたった。

今年1月1日から始まった同番組は、区内出身の渡部智也さん（20）が代表を務める団体「EGGBIT（エグビット）」が企画・制作している音楽番組。同団体は、中学時代から音楽に親しんできた渡部さんが、音楽を通じて地元を盛り上げたいと立ち上げ、イベントや活動を手掛けている。

番組内に2つあるコーナーの一つ「葛飾区のオリジナルソングを作ろう！」では、リスナーから歌詞やメロディーを募集し、約半年かけて葛飾の非公式ソング作りに取り組んでいる。

「音楽番組の30分のなかで何が出来るのか考えた」と渡部さん。番組の構成や伝え方の難しさを感じつつも、企画から曲作りまで進行をこなしている。今年2月には、「葛飾ファンタジア」に曲名が決定。歌詞などの内容も少しずつ固まってきた。声優で同番組パーソナリティーのヒヨこさん（20）は「番組を通じて、葛飾のことをいろいろ知ることができて楽しい」と笑顔をみせる。

同パーソナリティーを務める作曲家のSKYISM SORAさん（21）は「毎週形になってきているのを実感する。完成したら、葛飾のどこかで流してもらいたい」と手応えを感じている様子。渡部さんは「若いメンバーなので、若さも出しつつ音楽を通じて葛飾を盛り上げていければ」と期待を寄せる。

4月まで歌詞やメロディーの案を受けつけ、5月頃から歌入れをしていくという。6月の最終週で、完成した曲を流す予定。

放送時間は毎週日曜日、14時～14時30分。