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南葛SCが「キックオフカンファレンス」 JFL昇格目指す

南葛SC選手とスタッフ

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 葛飾区を拠点とするサッカーチーム「南葛SC」が3月27日、テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で「2023南葛SCキックオフカンファレンス」を行った。

南葛SC代表で「キャプテン翼」作者の高橋陽一さん

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 同チームは、2021年シーズンに関東サッカーリーグ2部から1部へ昇格。2022年シーズンはJリーグへの入り口となるJFL昇格を目指し戦ったが7位に終わった。当日は2023年に再びJFL昇格を目指す南葛SCが行う多くの取り組みを発表し、関係者が意気込みを語った。

 南葛SC代表でサッカー漫画「キャプテン翼」作者の高橋陽一さんは「このチームに関わり始めて10年。『葛飾からJリーグへ』という大きな使命に向かってやってきた。今年こそJFL昇格、そしてその先にあるJリーグへの昇格へ向け一歩一歩進みたい」と意気込みを話し、森一哉監督は前年の関東1部リーグ初年度を「過酷で日本最強のステージ」と振り返った上で、「JFL昇格は自分の人生における使命。このやりがいのあるステージを勝ち抜いてJFL昇格に向けて挑んでいきたい」と意気込みを見せた。

 続いてゼネラルマネジャーの岩本義弘さんが、今シーズン新加入の選手10人を発表。昨シーズンは横浜・F・マリノスでプレーしていた中林洋次選手、U-18日本代表の経歴を持つ元早稲田大学・水野雄太選手らが名を連ねた。残留する19人に加え11人の新メンバー(1人は後日発表)の計30人体制でリーグ戦に挑む。

 岩本さんはJFL昇格に向け、チーム体制の大幅な変更も発表。これまでは夜間の2時間しか行えなかった練習時間を午前中とし、練習時間を延長。フィジカルコーチやメンタルアドバイザーなどのスタッフを増員し、選手の基礎能力の向上、コンディション調整に力を入れるという。

 今シーズンのユニホーム発表では、元日本代表の稲本潤一選手ら6人の選手が登壇し、ホーム用の白ユニホームと、ビジター用の青ユニホームを発表。2023年のキャプテンを務める関口訓充選手は「かっこいいホームの白ユニホームのように白星を重ねられるよう頑張る」と決意を語った。

 参列した青木克徳区長は、Jリーグ昇格の要件であるスタジアム所有に向けた調整が順調に進んでいると発表。「46万人の葛飾区をスポーツの街として活性化させたい。JFLへの意欲を強く感じた。ぜひ昇格してほしい」と激励の言葉を贈った。

 南葛SCの2023年関東サッカーリーグ1部は、4月2日のVONDS市原FC戦でスタート。10月までの全18試合のうち、ホームゲームは9試合を予定しており、そのうち8試合を葛飾区奥戸総合スポーツセンター(奥戸7)で行う。

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