来年新設される葛飾区立東四つ木小学校の校章が11月21日、葛飾区長定例記者会見で発表された。校章は漫画「キャプテン翼」の原作者で、葛飾区名誉区民の高橋陽一さんがデザインした。
同校は、木根川小学校(葛飾区東四つ木1)と渋江小学校(東四つ木2)の統合により、来年4月に開校する新設校。校章の発表会には高橋さんと青木克徳葛飾区長が出席した。
校章のデザインは、東四つ木の地理的特徴である中川と綾瀬川の合流地点をイメージした2つの川の流れを表す4本の青いラインが、「四つ木」のアルファベットの頭文字「Y」の字になり、その周りに統合する2校を象徴する円形の二重線をあしらった。四つ木出身の高橋さんは「明るい未来に子どもたちが飛び立ってもらいたいという願いから上部は閉じないデザインにした。配色については、地域の自然を象徴する青と緑の組み合わせがふさわしいと考えた」と、デザインに込めた思いを話す。
高橋さんは「他校で校長をしている同級生からデザインの話をもらった。制作に当たり校章のイメージはすぐに浮かんだが、その後1カ月ほど構想を練り、10~20種類のラフ案を制作し、今のような形になった」と経緯を明かした。今後、葛飾区内の学校の校章デザインを引き受ける可能性について、「また話を頂けたら考えたい」と笑顔で応じた。
青木区長は「新設校が地域の象徴として、子どもたちや保護者、地域住民の皆さんに愛される場所となることを願っている」と話し、新設校の門出を祝う。