葛飾税務署で12月4日、2024年度の中学生「税についての作文」受賞者が一日税務署長に就任する「一日税務署長イベント」が開かれた。
同署管内の26の中学校から応募された作文2573編の中から葛飾税務署長賞に選ばれた生徒が一日税務署長に就任し、業務を行う同イベント。今年は綾瀬中3年の芝宮怜花さん、新小岩中3年の菱山珠希さんの2人が受賞し、一部の署長業務を体験した。
2人は受賞した作文を、同署員の前で署長訓示として朗読。続いて税務署三役、葛飾区納税貯蓄組合連合会役員との名刺交換、模擬決裁、同署内の視察を行った。
「宇宙開発と税」というタイトルの作文を書いた芝宮さんは「まさか選ばれるとは思っていなかった。作文に書いた通り、宇宙開発は直接日々の生活などに関係ないと思っていたが、将来のためにつながることを行っている。もっと税金を効率的に活用してほしい」と税金への理解が深まったと話す。
「未来への投資」のタイトルで作文を書いた菱山さんは「受賞と聞いてすごくびっくりした。親が一番びっくりしていた」と言い、「今までは所得税などあまりよく分かっていなかったが、調べてみるといろいろなところで税金が使われている。現在、検討されている税もあり面白いと思い、税金への興味が増した」と話す。