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葛飾のセイズ、2年連続エコビルダーズアワード4部門受賞 脱炭素を推進

小池百合子都知事とセイズの及川達也社長

小池百合子都知事とセイズの及川達也社長

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 住宅の設計・建築・販売を行う「セイズ」(葛飾区立石7)が2024年度「東京エコビルダーズアワード」の主要4部門を受賞し、東京都庁で2月18日に表彰式が行われた。

小池都知事から表彰状を受け取る及川社長

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 昨年度、都が創設した同アワードは、住宅の高断熱化や太陽光パネルの設置など、環境性能の高い建築物の普及に意欲的に取り組んでいる先進的な事業者を表彰するもの。2030年の「カーボンハーフ」、2050年の「ゼロエミッション東京」実現に向け、脱炭素社会の基盤を確立するため、今年4月の「建築物環境報告書制度」の開始に先駆けて、建築物の脱炭素化に向けた意識醸成を図ることを目的としている。

 同社は、最上位の賞に当たる「リーディングカンパニー賞(断熱・省エネ性能部門、再エネ設備設置量部門)」、「ハイスタンダード賞(断熱・省エネ性能部門、再エネ設備設置量部門)」の4部門を2年連続で受賞。「リーディングカンパニー賞」2部門を2年連続で受賞したのは、セイズを含め2社のみ。

 表彰式には、「リーディングカンパニー賞」を受賞した15社が出席。小池百合子都知事より、賞状とトロフィーが贈呈された。同社の及川達也社長は「昨年に続き受賞できてとてもうれしい。セイズは分譲住宅をメインに、高断熱で太陽光パネルや蓄電池を設置した高いレベルの省エネ住宅を長年展開しているが、これからも地域に根ざし、より一層、その普及に貢献して、快適で健康な住宅を設計・建築していきたい」と話す。

 小池知事は「東京都は4月から全国で初めて太陽光パネルの設置などを義務化する。都のCO2排出量は、その70%を建物が出しており対策は急務。安心して電気が使え、冬は暖かくて夏は涼しいという快適な住宅は、都民の暮らしを守るという意味でも普及が急がれている。リーディングカンパニー賞を受賞した皆さんとともに、住宅業界の先進的な取り組みを広く発信することによって、環境性能の高い建築物の普及を一気に加速していきたい」と話す。

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