葛飾区役所でカルガモの赤ちゃん9羽がふ化-来庁者を和ませる

生まれたばかりの子カルガモを暖かく見守る親カルガモ(葛飾区提供)

生まれたばかりの子カルガモを暖かく見守る親カルガモ(葛飾区提供)

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 葛飾区役所(葛飾区立石5)の正面築山の横にある池で、今年もカルガモのひなが無事に卵からかえり誕生した。

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 ふ化したカルガモのひなは全部で9羽。11日の池清掃の時に、清掃作業に立ち会った区職員が池の中にある島でカルガモの親が卵を抱いている姿を発見。ふ化は26日~27日あたりと推定され、職員たちも敷地内のカラスの巣を除去したり、外敵からの侵入を防ぐため池の広い範囲にネットを張ったりするなどして対策を打った。

 区役所を訪れた30代の男性は「カルガモが生まれているとは知らなかった。実際のカルガモの赤ちゃんを見るのは初めてで、テレビなどで見るよりも小さくてかわいい。月末の忙しいときに、ホッと和ませてもらった」と話す。

 区広報課の横瀬さんは「17年ほど前からこの季節になると飛来してくる名物。3年前には飛来しなかった時期もあったが、今は多くの子どもを育てる場所として帰ってきている。多くの人が携帯電話などで撮影する姿も見られる。今年はカルガモの赤ちゃん9羽全部が自力で巣立っていくのを期待している」と期待を寄せる。

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