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オール岩手産純米酒「ライズアップ・ケセン」、亀有の酒販店が限定販売

「ライズアップ・ケセン」を販売する髙澤さんと、オリジナル河口を施した瓶を持つ松本さん

「ライズアップ・ケセン」を販売する髙澤さんと、オリジナル河口を施した瓶を持つ松本さん

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 亀有の酒販店「酒匠T-STYLE」(葛飾区亀有3)は7月1日、オール岩手県産の純米酒「Rise Up, KESEN(ライズアップ・ケセン)」の販売を行う。

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 東日本大震災で被災した酔仙酒造(岩手県陸前高田市)が製造した同商品。水や米、酵母菌から麹菌など原材料は全て岩手県産のものを使い、杜氏も岩手出身の杜氏を選んで作った。同酒について、店主の髙澤浩昭さんは「東北の酒らしい力強い味。震災復興の意味を込めたラベルはとても印象的に仕上がっている。6月8日に発表され、すぐに問い合わせたものの、自分の注文がほぼ最後だった。それだけ希少価値があり、人気のある一本」と話す。

 同店に入荷するのは300ミリリットル詰め計60本。すでに予約で15本が売れており、残りの45本は、7月1日に亀有香取神社(葛飾区亀有3)で行われる「亀有楽座」で販売する予定。「経済活動をすることで被災地に支援できればと思い、より多くの人の目につくイベントのみでの販売することにした」という。

 同ブースでは、サンドブラスト工房やまきの松本和嘉子さんが瓶にオリジナルの彫刻を施すサービスも実施。同サービス申込客には1週間程度で、サンドブラスト彫刻の入った日本酒と、酒匠が丁寧に?がしたラベルをセットにして送る。

 今回の企画に関して、松本さんは「大船渡出身の人間として、亀有・葛飾の人々に震災をより知ってもらうきっかけになればと思い、特産品などの販売も行う傍ら、今回のサービスを展開したいと考えた」と話す。

 売り上げから原価を除いた部分は大船渡市に寄付する予定。「希少価値のある気持ちのこもった日本酒。ストーリーのある日本酒にぜひオリジナルのメッセージを入れて、プレゼントとして使ってほしい」とも。

 価格は1本500円。サンドブラストのサービスは別途1,500円。10時から境内の特設ブースで販売する。

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