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亀有のコッペパン専門店、行列で連日品切れ-夜間製造・増員も検討

カウンターでコッペパンを持つ吉田さんら。現在スタッフの人員確保に一苦労している

カウンターでコッペパンを持つ吉田さんら。現在スタッフの人員確保に一苦労している

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 4月26日にオープンしたコッペパン専門店「吉田パン」(葛飾区亀有5)が開店から2週間、毎日完売するほどの人気を集めている。

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 同店は福田パン(岩手県盛岡市)から製造方法を学び、県外初の販売店としてスタート。同店のコッペパンに「ひと目ぼれした」という吉田屋(足立区中川1)の吉田知史社長(41)ら6人のスタッフで1日約800個近くのコッペパンを製造する。

 開店前から地元岩手の地方紙を中心に話題になりネットなどで拡散され、同店は初日から行列に。オープン後には、テレビやラジオなどでも紹介され、毎日開店1時間前から行列ができるほど。製造されたパンは販売開始30分程度で売り切れるほどになった。

 同店のうわさを聞いて目黒区から来た30代の女性は「サイトで『盛岡のソウルフード』と聞いて気になったが、ここまで行列ができるとは思わなかった」と話す。

 現在、7時30分のオープン前には30人ほどの行列ができ、12時・15時の販売開始には即完売するほど。吉田さんは「機械と人数に限りがあるので今作れる数が限界。話題になってくれ自分がひと目ぼれしたパンに共感してくれるのはうれしいこと」としながらも、「せっかく遠くからお越しいただいたお客さまに対して十分に用意ができず大変申し訳ない」と困った顔で話す。

 今後については、設備の増設による量産や夜間にパン製造の人員を増やすことでパンの供給を安定化したいという同店。「開店当初の一時的なものかもしれないが、多くのお客さんに庶民のコッペパンを気軽に手に入れてほしい。『パンを食べて吉となるハッピーベーカリー』を掲げている店なので、食べてもらうだけでなく、働いているスタッフにも吉となる店づくりを推し進めていきたい」とも。

 現在の狙い目は「朝の回」と吉田さん。「朝早く並んでもらうのは申し訳ないが、昼よりも手に入れやすい。早く量産し、多くの人に気軽に楽しんでもらいたい」とも。

 営業時間は7時30分~パンが無くなり次第。月曜定休。

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