見る・遊ぶ 暮らす・働く

柴又で「寅さんイラストレーション展2016」 漫画家によるトークショーも

「倉田よしみ」さんと当日に執筆された原画

「倉田よしみ」さんと当日に執筆された原画

  • 0

  •  

 寅さん記念館(葛飾区柴又6)の休憩室で8月21日、「寅さんイラストレーション展2016」(寅スト)のスペシャルイベント第3弾として「漫画家まつり」が開催された。

トークショーの様子

[広告]

 34人のイラストレーターが「寅さんと柴又」をテーマにした作品を制作し、展示する「寅さんイラストレーション展」。映画「男はつらいよ」の主人公「車寅次郎」(寅さん)の故郷でもある同地域で2007年より行われ、今回で9回目となる。

 「漫画家まつり」は2部制で行われ、第1部は漫画家の倉田よしみさん、山田ゴロさんが原画を公開執筆。倉田さんが今回の企画展のテーマとなっている「初めまして、寅さん」のイラストを描く傍ら、山田さんはプレゼント用のイラストを次々と仕上げていた。

 並行して中島昌利さんによるキャラ作成講座も行われ、運営委員会の宮島幸次さんの軽快なMCの中、集まった子どもたちが自由にオリジナルのキャラクターを描き楽しんだ。終盤では中島さんが用意した石にイラストを描き、寅さん、棒人間、紅しょうがなど、自由な作品を次々に生み出した。

 第2部では宮島さんが引き続きMCを務め、1部のメンバーに桜多吾作さんを加えた4人の漫画家によるトークショーが開かれた。「寅さんとの出会い」や「マドンナに起用したい女優」「どんな人に寅さんを演じてほしいか」など、さまざまなテーマで話は盛り上がった。

 「夏といえば『ゴジラ』と『寅さん』の映画2本立てだった」という中島さんは、地元が柴又だということもあり、「小中学校のころは、当たり前のように近所で寅さんの撮影が行われていた」という地元ならではのエピソードも披露した。

 イベントの最後を飾ったのは原画プレゼント大会。「仮面ライダー」「マジンガーZ」「味いちもんめ」といった各漫画家の代表作品のキャラクター原画が登場すると、会場が歓声で揺れた。

 宮島さんの「今回の展示はまだ続くので、何度でも遊びに来て」というMCでイベントが終了した後も、プレゼント大会で賞品を獲得した参加者が各漫画家に自分の名前を入れてもらうなど、ファンと作家の交流が引き続き行われた。

 同展の開催時間は9時~16時30分。入場無料。今月28日まで。

葛経ラジオ
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース