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ドキッ、男だらけのデコぬりえ 柴又の喫茶店で可愛いアート制作、ポロリもあったよ

「yun画/china girl」というぬりえ画を使用して完成した作品

「yun画/china girl」というぬりえ画を使用して完成した作品

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 柴又駅前にある昭和レトロ喫茶セピア(葛飾区柴又7、TEL 03-6657-8620)で2月19日、「デコぬりえ」教室が行われた。

当日の記念写真

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 「デコぬりえ」とは、「ぬりえ美術館」(荒川区)の「大人のぬりえサロン」で講師を務めるyunさんが2011年に考案したもの。線画に色を塗った後、ビーズ・スパンコール・リボン・フリル・ボタン・フェルト・シールなどを自由にデコレーションし、立体感を出した作品に仕上げるという塗り絵の新しい手法。作品のコンセプトは「かわいい+アート」=「かわいいアート」。

 比較的女性の参加者が多い同教室ではあるが、当日の参加者は全て成人男性。同店の店主・長谷沢貴世子さんは「事前に予約をいただいていた、キャンディ・H・ミルキィさん以外は女性のお客さんばかりだと思っていたので、とても驚いた。セピアは昭和のかわいい物や少女漫画が大好きな男性客も多いので、それもこの店ならではとうれしく思った」と話す。

 yunさん、長谷沢さん共に、「雰囲気がいつもと違うし、大丈夫かな」と思ったが、yunさん指導の下、デコぬりえの制作が始まると、参加者は性別や自分を取り巻く現実から解き放たれて、デコぬりえの作業に没頭していた。制作中には、デコパーツの接着が甘く、ポロリとパーツが取れてしまうことも。

 制作時の様子について「スカートをめくってみたい、とつぶきながら作業されていたのが、生徒さんが女子の時とは違う」と話し、完成した作品について「塗りが上手な方、フリルの使い方が斬新な方など、それぞれの個性がうかがえる素敵な作品に仕上がった。作品が出来上がった後の『楽しかった~』という声が本当にうれしかった」とも。

 今回の件を振り返り「女性たちが、かわいい作品を見たり触れたり自分で創り出したりすることは、とってもうれしく楽しいこと。かわいいものに触れることで精神的な安心感も生まれる。普段、大変緊張感のある社会で揉まれているであろう男性たちにも、たまには、そのような現実から離れてデコぬりえでかわいいアートを制作することで、かわいいものに触れて、いつもと違う自分の感性を発見してもらいたい」とエールを送る。

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