小菅の女子学生寮、報道陣に公開-マッサージルームやパウダールームも完備

同寮に設置されているマッサージチェア3台。多くの寮生たちが利用しているという

同寮に設置されているマッサージチェア3台。多くの寮生たちが利用しているという

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 葛飾・小菅にある女子専用学生寮「ドミトリー綾瀬2レディース」(葛飾区小菅X)が2月14日、報道陣向けに同寮を開放し説明イベントを開いた。

一般的な女子寮の夕食

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 同イベント開催のきかっけとして、運営会社の共立メンテナンス広報部の村上敬祐副部長は「近年ではワンルームマンションなどで一人暮らしなど増えているが、食事や生活などを共有する“現代版の下宿”を体験していただきアピールしていきたい」と話す。

 通常は男子禁制の女子寮だが、この日は空室になっている1人部屋、風呂場や食堂などを公開。同施設のほとんどは1人部屋となっており、広さは約8.1平方メートル(約5畳)ほどのスペースがある。個室のほか、勉強するための学習ルームや専用のマッサージ機などを設置したマッサージルームを完備。風呂場横には女性専用らしくパウダールームも用意している。

  寮長は住み込みで、寮生の生活をサポートしながら時には人生相談などにも応じる。「帰ってきた時に急に泣き出す子もいる。恋愛か、それともホームシックかは深く聞かないが、その子の気が済むまで話を聞く。自分にも30歳を筆頭に3人の子どもがいるが、120人もの親になるとは思わなかったが、とても楽しい」と寮長。

 食事は家賃の中に含まれており、朝・夕の2度。全て職員の手作りによるもので、本部の栄養士によってカロリー計算されている。食堂内のご飯とみそ汁は食べ放題で、かつて同寮には6杯おかわりをした女子がいたほど。「大学や専門学校によってはスポーツ選手などもいて、豪快に食べる人もいる。みんなで食事をするのもまた寮生活の楽しい一部」とも。

 現在は就職シーズンを迎え、退寮と入寮を繰り返す季節。入寮1年目で医療系専門学校に通う秋田県出身の藤原愛美さん(19)は「東京で学び就職したいと思い上京してきた。学校から帰ってきても温かいご飯があるのがうれしい。医療系だけでなく、ファッションやパティシエなど自分と異なったジャンルの友人ができるのも楽しい。ルールを守ってみんなで合宿する気分で楽しい」と話していた。

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