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水元の老人ホームが初の施設開放イベント-コンセプトは「タイムスリップ」

大学生ボランティアの五反田梓さんと西山朋之さん

大学生ボランティアの五反田梓さんと西山朋之さん

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 2月11日、水元の介護付き老人ホーム「メディカルホームまどか水元」(葛飾区南水元2)で、ホーム公開イベント「スタンプラリーでタイムスリップ」が行われた。
 同所が近隣の地域住民に向けてのホームを公開するイベントの開催は今回が初となる。イベントのコンセプトは、利用者が生活していた時代と現代のクロスオーバー。公開エリアに設置されたスタンプラリーのチェックポイントは「かるた」「割り箸鉄砲の射的」「工作」いずれも来場した子ども達に昔遊びを通して、利用者が過ごした幼少期を現代の子ども達が疑似体験できるというもの。同所の壁には水元の歴史に関わるクイズの設置、昭和を代表する雑誌の表紙コピーなどで装飾される以外に、「黒電話」や「レコード」の展示も行われた。
  運営は施設職員以外に「地域と老人ホームをつなぐ」というテーマで活動している大学生のボランティアスタッフで構成され、イベントの企画にはじまり、当日の「各チェックポイントの運営」「バルーンアート制作」「着ぐるみ衣装での宣伝活動」を行うなど、利用者と来場した子ども達との橋渡しに貢献すると共に、同イベントを楽しんでいた。
 当日は先着50名にホームで毎日提供されている「まいにち七菜弁当」が振る舞われ、親子で食事をする姿が多く見られた。中には、普段家庭では食べない野菜を子どもが食べる姿をみて、親が驚いているという光景も見られた。子どもからは「おいしい」とのコメントも。
 初めて地域の方々を招いてのイベント開催で、地域の方々が喜んでくれるか不安だったという、同所介護福祉士の茂木茜さん。来場した子ども達の顔を見て、次回以降も継続してイベントを行っていきたいと語る。

【関連画像】昭和の雑誌などで場内を装飾

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