缶ビール専用携帯サーバー「ビールアワー」、タカラトミーアーツが発売

ビールアワーを注ぐ開発担当の城崎さんと、広報担当の佐伯さん

ビールアワーを注ぐ開発担当の城崎さんと、広報担当の佐伯さん

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 タカラトミーアーツ(葛飾区青戸4)は5月19日、缶ビール専用携帯型ビールサーバー「ビールアワー」を発売した。

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 同商品は主要4社のビールメーカー製の350・500ミリリットルのビール缶に対応し、市販の缶ビールに装着するだけで生ビールのような泡を作れるビアサーバー。同商品はレバー一つで泡とビールを切り替えることが可能で、炭酸ガスなどを使わずモーターで泡を作る。乾電池で動くためアウトドアでも使用が可能。

 同商品を開発担当した城崎恭平さんは「以前まで生キャラメルメーカーや、ボトルガムのガチャガチャなどを手掛けてきた。今までフード関係が多かったが今回はドリンクに注目。その中でビールの泡に注目した」と話す。

 「家に帰ると両親が毎日飲んでいる姿を見ることがあり、毎日飲むビールをもっとおいしく飲んでもらえれば、というのが開発のきっかけ。生ビールの泡はビールの劣化を抑えることができ、よりおいしく飲むことができる。両親のように毎日飲む人をターゲットに、エコで使いやすい商品の開発を目指した」と城崎さん。

 開発については、「ガスを入れないでモーターを動かすことによって泡立てる仕組みを考えた。ビール缶内部にモーターを入れるとビールの炭酸が抜けてしまう。どの場所にモーターを置けばいいかを考えた結果、注ぎ口付近に配置。結果、アイデアから商品化まで2年かかった」という。

 メーンターゲットはビール世代の大人だが、「間もなくやってくる父の日を狙って1カ月前に発売を考えた。本格的なビールを味わうだけでなく、この商品をみんなで使うことによって話のタネになってくれれば」と期待を寄せる。

 アイデアのきっかけとなった父にサンプルを試してもらった城崎さん。城崎さんは「父からメールが届いて感謝してくれた」と、うれしそうな表情を見せる。

 今後については、「ビールだけでなく、流行に左右されず長く愛される商品を作っていきたい。今後も皆さんのコミュニケーションのきっかけとなる商品を開発していければ」と話す。

 価格は1,995円。全国の玩具店・百貨店などで扱う。

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