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葛飾のよせもの職人がオリジナルブランド-「葛飾の花火」に着想

花火シリーズの「涼」(左)と「彩」を手にする高橋さん。サイズは打ち上げ花火の大きさにちなんだ「大玉」「中玉」「小玉」の3種ある

花火シリーズの「涼」(左)と「彩」を手にする高橋さん。サイズは打ち上げ花火の大きさにちなんだ「大玉」「中玉」「小玉」の3種ある

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 葛飾区のよせもの装飾を取り扱う「アトリエ・エイト」(葛飾区堀切1、TEL 03-3693-8860)は、6月からオリジナルブランド「MASAAKi TAKAHASHi(マサアキ・タカハシ)」を展開し、商品の発表を始める。

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 葛飾区で40年続くよせもの装飾を取り扱う同社。よせものとは、スワロフスキーなどの宝石などを真ちゅうなどの止め爪で固定し、アクセサリーを作る技術。ブローチやペンダント、ウェディング用のティアラなどに用いられる。

 同ブランドを立ち上げた、現在2代目の高橋正明さんは大学院卒業後、フィンランドの巨匠建築家ユハ・レイヴィスカの元で活躍。帰国後建築事務所を営む傍ら、家業のよせもの装飾も手伝ってきた。「建築の仕事の合間に手伝っていたつもりだったが、よせもののほうが忙しくなり、ついそちらが中心の生活になってしまった」と笑う。

 しかし「長年、販売元からの受注生産で高い技術を使って製造していたが、ユーザーのニーズに直接向き合い、それに応えるような作品を作りたかった。直接販売することでより利用者との距離を縮めたかった」ブランド立ち上げの経緯を話す。

 同ブランド第1段として発表しせたのは「花火」シリーズ。大きな花火が打ち上げられた姿をイメージしたアクセサリーは、ネックレスとして使える。カラーも青の「涼(りょう)」、5色のスワロフスキーを使った「彩(いろどり)」、白を基調とした「輝(かがやき)」、ピンク中心の「華(はな)」の4種を用意。

 デザインにあたって高橋さんは「幼いころに葛飾の花火大会で見た、華やかで優雅な姿を思い出しながら作った。花火は人を元気に、気持ちを盛り上げるパワーがある。昨年は震災の影響で多くの花火大会が中止され、自粛ムードになっていたが、このアクセサリーで胸元から元気と華やかさを応援できれば」と話す。

 「よせものの技術は手作りで、その表情はそれぞれ異なる。花火のような1発に込めた美しさを感じてもらえれば。ぜひこのアクセサリーをして浴衣で花火大会に出掛けてほしい」とも。

 価格は「大玉」=2万1,000円、「中玉」=1万8,900円、「小玉」=1万3,650円。現在予約受付中で、同社ホームページで販売を予定している。

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