3月1日に立石駅通り商店会アーケード内(葛飾区立石1)で開催される「立石安心フェア」で、同16日に新しく設置される「キャプテン翼」の銅像7体のうち、立石地区にある2体が先行公開される。
公開される銅像は立石一丁目児童遊園(立石1)の大空翼像と立石みちひろば(立石4)の若林源三像で、除幕式には原作者・高橋陽一さんも出席を予定。今回の先行公開は「ホソヤ靴店」(立石1)店主の細谷政男さんが、フェアの目玉になるようにと区へ働きかけ実現したという。
今年で5回目となる同イベントは「安心で安全な街づくり」のアピールを目的に開くもので、AED(自動体外式除細動器)の体験講習や起震車体験、火災防犯運動キャンペーンなどを行う。「住人のほか仕事や遊びで来る人に、立石がいかに安心で楽しく過ごせる街なのかをフェアを通じて実感してもらいたい」と細谷さん。
当日は恒例の抽選会も実施。立石一丁目児童遊園で11時から先着3000人に抽選券を配布し、自転車や連合会加盟300店で利用ができる商品券、「パティスリー コトブキ」(東立石4)の「キャプテン翼サブレ」などが当たる。併せて、東日本大震災の復興支援の一環として岩手県石巻市雄勝町産のとろろ昆布を配布。「とろろ昆布はおいしいと評判で、回を重ねるごとに楽しみにする人が増えてきた。引き換えの際は抽選券裏に雄勝町への応援メッセージを書き込んでほしい」とも。
細谷さんは「立石は下町で温かく人情の街。抽選の賞品に立石で使える商品券を用意したのは、イベントに参加するだけではなく、実際に店の人と接して魅力に触れてもらいたいから。住む人、訪れる人が誇れる街にしていきたい」と意気込みを見せる。
開催時間は11時~15時。雨天決行。「大空翼像」公開は11時30分~、「若林源三像」公開は12時45分~。