葛飾区を中心に活動する「仮面の守護者ゼロング」の悪役「悪の軍団デスバル」が4月6日、就職説明会を開く。

　デスバルは葛飾区のご当地ヒーロー「ゼロング」の敵役で、最高幹部のマッチョ大佐を筆頭に、レイディ・ロザやスノーマンなど怪人が所属。現在は葛飾を中心に、「都民を洗脳し征服する計画を立てている」という。

　今回の「就職説明会」は同日に開催される「立石さくらまつり」に合わせて開く。同説明会を担当するマッチョ大佐は「葛飾だけでなく世界を征服しようという高い意識で行っているが、一般企業の就職や専門学校への進学などの人材流出が後を絶たないのが目下の課題。今回はデスバルの魅力を知ってもらい、一緒に葛飾の征服を担ってくれる人材の発掘を行いたい」と話す。

　今回の説明会では簡単な面談の時間も用意。面談内では今後のビジョンや世界征服に対する思いを聞く予定。募集制限はなく、健康な人であれば年齢制限もない。ただし、「怪人に改造される可能性があるので覚悟をしてほしい」（マッチョ大佐）。

　報酬は成功報酬型で、給与の支払いは世界征服後から。待遇についてマッチョ大佐は「やる気次第で幹部への登用もある。ゆくゆくは世界の一部を担う向上心のある悪党になってほしい」と期待を話す。

　今回の企画に関して、プロデューサーの山本秀樹さんは「デスバルの悪役を演じるだけでなく、ご当地ヒーローショーを通じて地域の活性化を手伝ってくれるスタッフを募集している。就職というネタを通して、少しでもゼロングの活動に興味を持ってくれれば」と期待を寄せる。

　当日はヤマハミュージックサロン四つ木音楽教室（四つ木2）で特設ステージが組まれ、説明会のほか、ショー（12時30分～）やゼロング体操も披露される。
問い合わせはゼロングプロモーション（03-6755-9963）まで。