SNSを活用したマラソンイベント「葛飾シャルソン」が6月8日、開催される。
シャルソンは「ソーシャルマラソン」の略。走る距離やコースは自由に決めることができ、歩くことも公共交通機関を使用することも可能。参加者はレース中に見たものや体験したことをSNSに投稿し、地域の魅力をシェアする。ゴール後のパーティーでは自分の体験をプレゼンし、「最も楽しい体験」をした人が優勝となる。2012年2月に行われた経堂マラソンをきっかけに、地域活性化の糸口として全国各地で開催されている。
区内初開催となる今回の目的について、主催の高砂南町商友会の石川琢磨さんは「地域活性するイベントを探していたらシャルソンに行き当たった。これまでイベント開催には広告費の壁を感じていたが、これはSNSを活用できることところが魅力だった」と話す。「高砂は観光客に素通りされやすい地域だが、昔ながらの商店街や人情にあふれる人、静かな環境が魅力の街。実際に走ってみることで葛飾の魅力を発見してもらいたい」とも。
参加者に無料または割引価格で商品を提供する「給〇ポイント」もシャルソンの特徴。「給電ポイント」「給ビールポイント」などを参加各店が店内に設ける。高砂駅近くの「鳥笑」(葛飾区高砂3)の店主・神谷和之さんは「食べ歩きしやすいようから揚げを串に刺し、ビールとセットでワンコインにする。飲み食いしながら楽しんでほしい」と話す。
石川さんは「地元に住んでいると近すぎて見えないこともあると思う。同イベントを区外の人の目から見た葛飾の魅力を知る好機として活用し、今後も地域を盛り上げていきたい」と話す。
スタートは10時~16時の間、いつでも可能。参加費は4,000円。雨天決行。飛び入り参加も可能。詳細はホームページで確認できる。