葛飾区の銭湯では1月2日、「朝湯」が実施され、各銭湯で先着の200人に「干支石鹸」が進呈される。
対象となるのは、「葛飾浴場組合連合会」に所属する区内38カ所の銭湯。一説によると、元日の翌日から、年始の挨拶(あいさつ)回りの際に入っていたという。この習わしをもとに、区内の銭湯では朝湯を実施。「干支(えと)石鹸」は、20年ほど前から先着順に配っている。
2015年の干支である「羊」の石鹸は今年で配布は2回目。新小岩にある大黒湯(葛飾区西新小岩4、03-3696-9158)では、毎年1時間半ほどで200個すべてなくなるという人気ぶり。石鹸は、幅約7センチ、高さ約5センチの手乗りサイズ。付属のシールや屏風などの飾りを添えれば、正月の置物にもなる優れもの。
同連合会の会長であり、大黒湯の2代目の丸山勝さんは、
「匂いも良いから、玄関やトイレに飾って使ってみては」と話す。
各銭湯の営業時間は8時から。終了時間は銭湯ごとに異なる。