立石図書館(立石1)で1月12日、「新春カルタ大会」が行われた。
葛飾区内の小学校で3年になると配布される「かつしか郷土かるた」を使った同大会は今年で3回目。同区では授業の一環でカルタ取りを行っている。この日は、小学1年から6年を対象とした「子どもの部」と中学生以上なら誰でも参加できる「大人の部」が設けられ、大人の部では中学生と社会人が対戦する姿も見られた。
ルールは同館オリジナル。競技開始前の礼を行い、「かつしか郷土かるた普及・活用委員会」会長が最初の札を読み上げると、自然と会場に詰め掛けた参加者の背筋が伸びた。競技が始まると、男児より女児の方が熱気を見せていた。
今大会の優勝は「大人の部」=門司匠(もじたくみ)さん、子どもの部=門司梓季(あずき)さん。親子での受賞となり、同館特製の金メダルが授与された。
匠さんは「自宅で娘の練習相手をしていて、せっかくだからと同大会に出場した」と話す。一方、梓季さんは「練習は大変だけど、今日は楽しかった」と満足そう。
同大会は、同委員会の協力もあり、回を重ねるごとに参加者が増えているという。今後、年間の大会開催回数を増やすことも検討している。