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金町のパティスリー「ラ・ローズ・ジャポネ」が3周年-「バラが少し咲いた感じ」

五十嵐宏シェフ(右)とスタッフ

五十嵐宏シェフ(右)とスタッフ

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 金町のパティスリー「ラ・ローズ・ジャポネ」(葛飾区金町6、TEL 03-5876-9759)が3月8日、オープン3周年を迎える。

WPTCで優勝した「ピクシー」

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 2012年にオープンした同店。シェフパティシエの五十嵐宏さんは、都内有名ホテルで総製菓長を務め、「お菓子ワールドカップ」と呼ばれる「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ (以下、WPTC)」2010年大会で優勝した経歴の持ち主。独立を考え始めた頃、都心部の一等地や海外の主要都市での出店の話もあったが、「地元・葛飾区で地域に根ざした店を開きたい」との思いから金町を選んだ。

 五十嵐さんはオープン前、師匠である「ショコラティエ イナムラショウゾウ」(台東区)の稲村省三さんを金町に招いて店名の話をした時、稲村さんから「金町で咲かせろよ」と激励を受けたという。

 オープン以来、連日客足が途絶えることのない盛況ぶりで、2012年にはテレビの情報番組で「マンゴープリン」が取り上げられ、1日600個売り上げる日々が続いた。2013年からは「日本橋タカシマヤ」(中央区)でクリスマスケーキの限定販売も開始。地元では、同じく2013年4月開校したに「東京理科大学 葛飾キャンパス」(新宿6)のオープニングイベントで「ワッフルリロワーズ」を800個ほど販売した。

 五十嵐さんは「あっという間の3年だが、地域の人にとてもよくしてもらっている。この地を選んで良かった」と話し、「ホテル時代は、接客なども固くなりがちだったが、ここでは気軽に声をかけて会話をする。そんなことができるという点でも葛飾は良い街」と話す。

 その言葉を実践するように、常連客が店前を通るたび手を振ったり、声をかけたりしている。「お客さまが何を求めているのか一つ一つくみ取り、それに応える。ケーキの味、見た目、ホスピタリティすべてに意味を持たせて行動するように自分も、スタッフも心掛けている」とも。

 今後について五十嵐さんは「今、バラがやっと少し咲いてきた感じ。これからもっと来てくれたお客さまを全力で愛するような店になりたい」と力を込める。

 営業時間は10時~19時。月曜定休(火曜不定休)。

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