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アリオ亀有で放置自転車追放・盗難防止キャンペーン初開催

啓発チラシを250枚配布

啓発チラシを250枚配布

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 アリオ亀有(亀有3)で3月20日、放置自転車の追放・盗難防止キャンペーンが開催された。主催は葛飾区。

配布されたワーヤーロック

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 大型商業施設での同キャンペーン開催は今回が初めて。警察と区の協力で、自転車駐輪の多い商業施設での自転車の盗難防止と放置防止を啓発することが目的。

 亀有署防犯課によると、平成26年度の葛飾区内の自転車盗難件数は2747件で、東京23区でワースト5 位。被害の47%は「自宅からの盗難」となっている。現在5人に3人は無施錠といい、「必ず施錠と防犯登録を。鍵を2つ付けるツーロックはより効果がある」と呼び掛ける。自転車の盗難は寸借盗難後そのまま乗り捨てられるケースが多いと見られ、放置自転車増加の原因につながっているという。

 この日、アリオ亀有、東京葛飾バイコロジー推進協議会、シルバー人材センター、亀有警察署、葛飾区で結成した参加メンバーたちが、マイクでの呼び掛けと共に啓発チラシを渡しながら、自転車利用者にツーロックの推奨と自転車の安全な利用を呼び掛けたほか、「自転車利用に関するアンケート」に答えた先着200人に自転車用ワイヤロックを進呈した。

 東京葛飾バイコロジー推進協議会会長の矢崎文彦さんは「アンケートに皆協力的だった。話した結果、盗難に遭っている人が10人中9人もおり、現状を再認識した」と話し、「自宅では鍵をかけていない」という声が多かったという。

 アンケートに答えた70代の女性自転車利用者は、地区センターを利用中に、施錠した自転車を盗まれた経験があるといい、「愛着があったので根性で探すと決め、1週間捜した後、青戸駅前で発見した。見つけたときは「自分の自転車なのに、まるで自分が泥棒したような気持ちだった」と話していた。

 同区交通安全対策担当課長の下村聖二さんは「毎年、亀有駅や金町駅の駅前でキャンペーンを行ってきたが、今回の大型商業施設は自転車利用者の多い会場なので意義深かった。今後も区内の商業施設での呼び掛けを行って行きたい」と意気込む。

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