ウィメンズパル(葛飾区立石5)で3月13日、「FCバルセロナスクール葛飾校(FCBEscola KATSUSHIKA)」キックオフ会見が開かれた。
会見には、青木克徳葛飾区長、同スクール営法人の一般財団法人「キッズチャレンジ未来」の秋元雅義理事長、FCBEscolaプロジェクトコーディネーターのトニ・クべリアさん、FCBEscola葛飾テクニカルディレクターのアイトール・オルモさん、「Amaging Sports Lab Japan」社長の浜田満さんが出席した。
4月24日に開校する同校は、世界で14校目、国内では福岡校に続き2校目となる。スクール会場は、総天然芝サッカーコートのある東金町運動場多目的広場(葛飾区東金町8)。対象は5歳~12歳の児童で、KIDS(5~6歳)、U-8(6~8歳)、U-10(9~10歳)、U-12(11~12歳)の4カテゴリー。現地バルセロナスクールから派遣されたスペイン人コーチが常駐し、トレーニングを行う。FCバルセロナのトレーニング方法に加え、敬意、団結、チームワークなど「バルサのトレーニングメソッド」を学ぶ事ができる。
アイトール・オルモさんは「サッカーを通じ、人間教育にも力を入れたい」と話し、スクールではサッカー選手としてだけではなく、児童がひとりの人間として成長できる場でもあることをアピールした。
秋元理事長は「仲間を思いやり、心と夢を育むことができるスクールにしたい」と話し、2020年開催予定の東京オリンピックを視野に入れ、「葛飾でバルサメソッドを学んだ子どもたちが、東京オリンピックで活躍してくれれば」と期待を寄せる。
青木区長は「まだ構想段階だが、『翼(つばさ)カップ』開催を考えている」と明かした。葛飾区は人気サッカー漫画「キャプテン翼」作者の高橋陽一さんが生まれ育った街で、区のまちおこし事業やイベントなどで同作品を積極的に活用。「キャプテン翼ゆかりの地」であることをアピールしている。FCバルサ葛飾校の誘致も、世界的人気を集める同作品ゆかりの地であることがきっかけの一つになったといい、「翼カップ」は国内外から広く出場チームを募り、「子どもたちのワールドカップ」として位置づける方針という。
同校についての一般説明会は、東京理科大学葛飾キャンパスなどで計4回行う予定。参加申し込みは、電話・メール・公式ホームページで受け付ける。スクール生の募集定員は、計500人ほどを見込む。