亀有のGalleryBarco（ギャラリーバルコ、亀有3）で4月12日、劇団東京人形夜の3姉妹によるトーク＆パントマイムショー「昼下がりのおしゃべり」が行われた。

ギャラリーバルコ

　劇団東京人形夜は、世界で唯一の人形振り師集団による身体表現芸術、ダンスとパントマイムの劇団。創設は2010年。テレビや舞台などで活躍する主宰のパフォーマーパーツさんをはじめ、劇団員は約30人。同公演は、同劇団所属のマイムアーティスト3姉妹（長女＝マイミー、次女＝オリーブ、三女＝ペルル）によるもの、構成や演出なども3人が担当した。

　同公演は、「昼下がりのおしゃべり」のタイトル通り、3姉妹による昼下がりの女子トークとともに進行し、旅、恋愛、近況、ハプニングの話など、それぞれが会話の内容をパントマイムにより表現。客席では時に笑いも起こり、それぞれの個性あふれる演技に魅了されていた。

　今回の公演について「3人での公演はこれが初めて。今回はそれぞれ個で演技を見せるパートが多かった。私たちはそれぞれ、コンテンポラリーダンス、ストリートダンス、現代舞踊など、別のダンスからパントマイムの世界に入った。今回は、それぞれの得意な動きを見せる形となったが、次は3人同時の動きをもっと増やして魅せていきたい」と抱負を語った。

　次女役のパフォーマー、オリーブさんは、葛飾区在住。「もっと気軽にパントマイムを楽しんでもらいたい」という思いから、区内のお花茶屋でパントマイム教室「かつしかパントクラブ」を定期的に開催。同ギャラリーでの公演は2回目という。地元葛飾での活動を積極的に行っていきたいという思いもあり、新たな公演場所や活動拠点を探している。教室の他、出張レッスン、ワークショップなども実施している。