柴又帝釈天(=題経寺、葛飾区柴又7)周辺で4月29日、交通安全パレードが行われた。
「春の交通安全運動」を前に警視庁が開いたイベントで、女優のいとうまい子さんが亀有警察署の1日署長に任命され、交通安全を呼び掛けた。
葛飾区では、交通事故発生件数と負傷者数は減少の傾向にあるものの、高齢者の死亡事故や自転車事故が相次いでいる。特に、水戸街道や環七通りの幹線道路より、裏通りでの高齢者や自転車事故が目立つという。同署の藤井雅弘署長は「この厳しい状況をなんとか食い止めようと460人の署員が一丸となって全力で取り組みます」と意欲を語り協力を呼び掛けた。
多くの地元住民や観光客が集まる中、いとうさんは「車の運転をする時も歩行者も、相手の気持ちを考え、しっかり安全確認して油断しないように」と事故に遭わない、起こさないよう注意を促した。
また、パレードには地元交通安全協会、交通少年団のメンバーらおよそ100人が参加。都立葛飾総合高校吹奏楽部の演奏に合わせ、川甚通りから柴又街道、さらに参道を練り歩き、沿道の人々にも交通安全をPR。
「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本テーマに、春の交通安全運動は5月11日から20日まで実施される。