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「ベイブレード」が7年ぶりに復活 クラウド、新ギミック搭載

「ベイブレードバースト」バースト(破壊)イメージ

「ベイブレードバースト」バースト(破壊)イメージ

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 タカラトミー(葛飾区立石7)は7月下旬、次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」の最新作「ベイブレードバースト」を7年ぶりに販売する。

「ベイブレードバースト」ロガー装着

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 「ベイブレード」は日本の伝承玩具であるベーゴマを現代風にアレンジした対戦玩具。パーツを組み替えて改造することができ、専用の発射装置「ランチャー」で誰でも簡単に回すことができる。1999年から展開を始め、世界の80以上の国と地域で累計出荷数3億5000万個以上、累計売り上げ3,650億円以上を記録し、社会現象を巻き起こした。最新作では「バーストギミック」という相手のコマを破壊するギミックと、クラウドシステムを導入し新しい遊び方を提案する。

 今回から、専用スタジアムから相手を外に出した場合、またはスタジアム内で相手より長くコマを回し続けたほうが勝つというこれまでのルールに加えて、相手のコマを破壊する「バーストフィニッシュ」という勝ち方が加わった。レイヤー、ディスク、ライバーの3パーツで構成され、ロックされているコマに大きな衝撃を与えると、ロックが外れて3つに分解される。相手を破壊して勝つ爽快感や、自分のコマをバラバラにされて負ける悔しさが生じ、男の子の闘争本能をかき立て、より白熱したバトルが楽しめるという。

 7年ぶりに復活した理由について、同社広報部広報課の山下由衣さんは「前作では年齢的に遊びきれなかった子どもたちがちょうど小学生男児のトレンドリーダーとなり、市場に再投入する良いタイミングと判断した」という。バーストギミックについては「バラバラになるギミックは、以前よりアイデアはあったが、安全上の都合で実現するに至らなかった。今回、コマ本体の構造やスタジアムを工夫することにより、やっと商品化することができた。男の子は危険なものが好き。だからこそ安全性とのバランスを重視した」という。

 今回からクラウドシステムを導入し、ベイブレードの記録が可視化されるようになった。記録端末「ベイロガー」により、日々の練習や回転数、購入したパーツでのカスタマイズ履歴や、大会の参加、入賞結果など、子どもとベイブレードの成長の記録をリアルタイムで記録し、閲覧することができる。データはスマートフォンの専用アプリやインターネット、店頭の端末、筐体(きょうたい)などと連動。いつでもどこでも自分の記録を見られる。これらの行為はすべてポイント化されるため、遊べば遊ぶほどポイントが貯(た)まり、遊びが広がる仕組みになっている。ベイロガー同士をかざすことでフレンド登録ができ、お互いの記録やランキングを確認することも。

 コマ本体にも、世界的なエレクトロニクス企業である村田製作所(京都府長岡京市)の極小NFCチップを搭載。今後展開する店頭筐体と連動し、バトルのデータが書き込まれる。バトルの結果によってそれぞれ違うデータが書き込まれるため、「自分だけのコマ」として個性を持たせることが可能となった。

 同商品の楽しみ方について、山下さんは「今の子どもたちは、スマホなどの画面を見つめて実態のないものを指でなぞる遊びに慣れつつあるが、立体物で相手と対面でバトルする遊びが男の子の成長においては健全だと考えている」と話す。「そんな時代を知っている父親と一緒に親子でパーツを組み替え、作戦を練って創意工夫をしながら勝負に挑む。そんなシーンを想像しながら開発した。ぜひ親子で楽しんほしい」とも。

 価格は2,200円(税別)。タカラトミー通販サイトのほか、全国の玩具専門店、玩具売り場などで販売する。

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