葛飾赤十字産院(葛飾区立石5)で8月4日、「子ども職場見学会2015」が開催され、同院で働く父母を持つ小学生11人が招待された。
今回で3回目となる見学会は、子どもたちに夏休みを利用して同院で働く父母の様子を知ってもらおうと企画。見学会のしおりを片手に持った子どもたちが、自身の父母がいる部署を訪れるたびに照れくさそうな表情を浮かべていた。
院内を回り、薬剤師の指導による「薬の調合体験」や、顕微鏡で「血液」を熱心にのぞく子どもたちの姿に「見るだけでなく、体験すると子どもたちの目の輝きが変わる。お父さんやお母さんの仕事がより身近に感じてもらえたと感じている」と子どもたちを引率していた金澤香苗さんは話す。
当日は救急車との記念撮影も行われる予定だったが、急な出動により予定を変更。同院の利用者の好意により、新生児との触れ合いの時間が設けられた。新生児は、生まれて3日の子と12時間の子の2人。子どもたちからは「ちっちゃい」「ほっぺがプニプニ」とうれしそうな声が上がった。