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葛飾のネットショップ総研、「下関商業高校」「下関 関とら」とコラボ

「あんこう」+「ふぐ」の「こうふくからあげ」

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 インターネットショップ運営支援・コンサルティングを行う「ネットショップ総研」(葛飾区新小岩3)が12月17日、「下関商業高校」「下関 関とら」(山口県下関市)とのコラボでスタートしたネットショップが、予定していた1カ月の販売期間を終了する。

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 同社はネットショップ運営者向けカリキュラムを作り、スクール化していた背景があり、およそ5年前、「高校生によるネットモール」を運営していた、当時「中津商業高校」(大分県中津市)に在籍していた岡崎さんに「私からコンタクトを取りました」と同社社長の長山さんは話す。

 岡崎さんは、実学としての商業授業を掲げ、商業高校で導入される「電子商取引授業」の下準備を進めていたことから、さまざまな障壁をクリア。今年になって協業することがかなった。「岡崎さんからの紹介で、下関商業高校の渡辺さんを紹介してもらい、今回のコラボができた」とも。

 「電子商取引」授業は2013年度からの新学習指導要領で商業科の任意科目となったが、学校側でも「電子商取引ビジネス経験の無い教諭が指導にあたる」と同社へ相談があり、実務的な知識や技能の習得を目的に実施する運びとなった。

 「下関 関とら」へは店長の森元さんが下関商業高校出身ということで下関商業高校から相談を行い、実際の運営者として知見の提供と販売環境提供が行われた。

 同社は主に高校生に向けて課題の作成と添削を担当。今年9月から毎月生徒に課題を出し提出されたものを添削する形を取り、教科書には載っていないが実際にネットショップを運営する上で知っておくべき知識や技能についてこれまで培ってきた現場観点から指導したという。

 今回のコラボに関して長山さんは「集客・販売方法を考える課題でSNSやユーチューブで宣伝するという回答が多かったのは現代の若者らしい答えだという印象を受けた。SNSマーケティングについては教科書に一行しか記載がなく記憶に残りづらいが、普段接している媒体から実際のマーケティングを考える消費者視点は大変面白く良かった」と感想を述べるとともに、「『下関 関とら』のご協力があり実際に商品を販売できるという体験ができたのは生徒にとって貴重な学びになったかと思う。今回販売された3商品は売り上げ個数にも差が出ているようなので各チームで何が良く何が悪かったのかを考える良い機会がまたできてのでは」と高校生たちへエールを送った。

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