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柴又「寅さん記念館」リニューアル 山田洋次監督、竹下景子さんら駆け付ける

柴又駅長の「出発進行!」の掛け声に合わせテープカット

柴又駅長の「出発進行!」の掛け声に合わせテープカット

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 柴又の「寅さん記念館」(葛飾区柴又6 03-3657-3455)が12月19日にリニューアルオープンし、オープニングセレモニーが行われた。

区長とゲストのフォトセッション

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 山田洋次監督、女優の竹下景子さんをゲストに迎えて開かれた同セレモニー。関係者の他、寅さんファンの一般客など会場に入りきれないほどの人が集まった。

 今回のリニューアルに当たり、「寅さんと一緒に楽しむ鉄道の旅」というテーマを掲げ、映画「男はつらいよ」で重要なシーンの多い「鉄道」や「旅」に関わる展示物を主に追加した。「帰郷と旅立ちの駅~寅さんと柴又駅~」と称し、京成電鉄で実際に使っていたセットや小物も借り、第1作当時の柴又駅を再現したコーナーを新設。他に「京成金町線 原風景への旅」「寅さんと鉄道の旅」なども追加された。

 同館の名誉館長でもある山田監督は冒頭、「渥美清さんが亡くなり、もうすぐ20年。今の僕たちは失ってはならなかったもののも、たくさん失ってしまった」と話した。同館のリニューアルテーマである「鉄道の旅」に対しては、「当時の鉄道の旅は不便であったが、人と人が触れ合える場所でもあった。同館はいつまでも、日本の原風景と触れ合いが体験できる場所でありたい」と思いを語った。

 その後、歌手の徳永ゆうきさんが駅長に扮(ふん)し、「男はつらいよ」の主題歌を歌いながらサプライズ登場。続いて、寅さん芸人の野口寅次郎さんも登場。2人の軽快なトークも加わり、会場が一気に盛り上がったところで、全員によるテープカットが行われた。

 閉会後、「寅さんが似合いそうな俳優」1位に大泉洋さんが選ばれたことについてコメントを求められた山田監督は、「いいんじゃないですか、新しい寅さんができそうだね。そうなると、マドンナ役が難しいね」とほほ笑んでいた。

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