葛飾赤十字産院(立石5)で5月21日「ふれあい赤十字デーイベント~葛飾産院フェスタ~」が開催された。
日本赤十字社は5月を「赤十字運動月間」とし、その一環として同院では赤十字の活動の紹介と地域住民、企業との触れ合いを目的に毎年イベントを行っている。
「ミャンマー、ギリシャでの助産師の活動」や「熊本地震への救護班活動」などのパネル展示のほか、東京指圧救護赤十字奉仕団によるチャリティー指圧、バザーや物販などを展開。今回は新たに、ベビー用品のカタログ販売レンタルを行うベビーリースが、ベビーカーやチャイルドシートを展示した。
救護ボランティアによる非常食の炊き出し試食コーナーでは、大鍋で調理されたフリーズドライのみそ汁とおにぎりを配布。スタンプラリーの対象にもなっているAED体験や水消火器体験など、多くの親子連れが参加した。
同イベントは子どもの来場も多く、救護服を着て記念撮影を行ったり、救急車乗車体験のコーナーでは「初めて中を見た」と興味深くのぞき込んだりする姿も。タカラトミー協力のプラレールコーナーやパフォーマンスショーなども人気を集めていた。
同イベント担当の山下文美子さんは「強い日差しの中で熱中症などの心配もあったが、無事に終わってほっとしている。病院だけでなく献血や国内外での救援活動、AED講習など赤十字の活動を広く知ることができたとの感想をいただいてうれしい。今後も、子どもも大人も赤十字を身近に感じていただけるようなイベントを企画していきたい」と話す。