葛飾区が5月31日、柴又に相撲部屋を誘致すると発表した。
誘致するのは「東関部屋」で、これまで子ども会主催の餅つき大会に同部屋の力士が参加するなど、以前から柴又地域との交流を盛んに行ってきたという。東関親方は「葛飾に来たかった。初めて餅つきに参加したのは10代の頃だったので、もう20年の付き合いになる」と笑顔を見せる。
現在はマンションを借りて墨田区にある部屋に通っているという東関親方は、一緒に住んで弟子を見てやれる新しい環境を喜ぶとともに「個室も空いてるので、振分親方(元高見盛)も一緒に住んでもいいんですけどね」と冗談まじりに話す一幕も。
振分親方は「葛飾はこち亀やキャプテン翼などもある街で、古くから文化と調和している街。相撲でどこまでやれるかわからないが一生懸命、東関部屋も地元文化の一つに加われるようになりたい」と意気込む。
東関親方は「葛飾区も相撲が盛んな土地。お年寄りや子どもたちはお相撲さんが来るだけで喜んでくれるので、僕たちができることを積極的に行い、葛飾の帝釈天でパレードできるお相撲さんと育てたい」と意欲を見せる。
相撲部屋開設は来年6月を予定する。