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初夏を彩る「葛飾菖蒲まつり」、2会場でハナショウブ約2万株咲き誇る

水元大橋を望む

水元大橋を望む

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 葛飾の都立水元公園(水元公園3)と堀切菖蒲園(堀切2)で「菖蒲まつり」が行われている。

雨上がりで会場は一層華やかに

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 葛飾区は、江戸川や荒川、中川に取り囲まれている地域で、江戸の昔からハナショウブの名所として名高い。

 水元公園は都内で唯一、水郷の景観を持つ公園で、小合溜に沿って広がるショウブ田に約100品種1万4千株のハナショウブが一面に咲き誇り、紫や白、赤紫など色彩のリズムを奏でている。傍らで「ザリガニ釣り」を楽しむ子どもの姿も見られ、のどかで開放的な風景の中で鑑賞できるのが魅力。

 一方、堀切菖蒲園は約7700平方メートルの敷地に約200種、6千株のハナショウブが競い合うように咲き乱れ、「十二単(ひとえ)衣」「酔美人」「霓裳羽衣」など希少な品種も多い。安藤広重や歌川豊国らの錦絵にも描かれ、江戸時代の情緒をしのびながら鑑賞できる。6月10日・11日にはライトアップも行われる。

 会期中の土日は「堀切菖蒲園~しばられ地蔵~金町駅~柴又帝釈天~堀切菖蒲園」ルートで「かつしか菖蒲めぐりバス」がシャトル運行される。両会場とも、歌謡ステージやパレード、屋台、野だてや浴衣撮影会などがまつりを盛り上げ、街全体がにぎやかに彩られる。

 両会場とも入園無料。6月20日まで。

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