タカラトミー(葛飾区立石3)のロングセラー商品「プラレール」が50周年になるのを記念して4月26日、「50周年記念 C12蒸気機関車 アーチ橋とレールセット」を発売する。
プラレールは1959(昭和34)年から同社が展開するプラスチック製の鉄道模型シリーズ。当時は金属製が一般的だった鉄道玩具に対して、カラフルで安全なプラスチックで作られたのが始まり。同シリーズは販売当時から青いレールの部分は規格が統一され、さまざまな商品を楽しむことができるのが特徴。現在まで、累計約900種類、1億2,800万個以上を販売しているほか、最近では「プラレール」ブランドとしてアパレル、文具雑貨など300種類以上の商品を発売している。
同商品は初代プラレールの「プラスチック汽車・レールセット」を、現在の技術とデザインコンセプトで再現した商品。50年前の初代は手で転がして遊ぶ5両編成のオリジナルデザインの汽車と、アーチ橋を含むレールセットに対して、同商品は4両編成のC12蒸気機関車(先頭車が動力車)とアーチ橋を中心としたレールセットで、電動で動くのが特徴。
同商品の発売をきっかけに、今年は「DISCOVER PLARAIL ~プラレール∞(むげんだい) 新発見!~」をテーマに「50thコミュニケーション」と題し、プラレールの新しい魅力を伝えるイベント、キャンペーン、商品などの展開を予定する。特設サイトのほか、画像投稿、コミュニケーションサイト「みんなでつなぐ!プラレールにぎやか写真館」などを開設する予定。
同社広報担当者は「発売当初の情熱と品質へのこだわりを忘れず、夢をつなぎ、創造力を喚起していけるような商品作りを行っていきたい」と話す。同社では、玩具、ライセンス合わせて国内外で市場規模100億円を目指す。
価格は5,250円。全国の専門店・百貨店・量販店の玩具売り場で販売する。