葛飾区にある玩具メーカー「セキグチ」(葛飾区西小岩5)が製造・販売する「モンチッチ」が35周年を迎え、江ノ島展望台(神奈川県藤沢市)で4月16日から「モンチッチ展2009 in 江の島」が開催される。
同イベントは誕生35周年と、江ノ島電鉄とのコラボレーション商品「江ノ電モンチッチ」の発売を記念したもの。展望台にはスタンダードのモンチッチをはじめ、さまざまなモンチッチ約200体を展示する。中には誕生30周年を記念して行われた「結婚式」のときのウエディング姿のモンチッチの姿も。期間中の土曜・日曜にはモンチッチの着ぐるみが現れ、握手会も行う。
営業部の瀬戸さんは「江ノ島電鉄の担当者がモンチッチ好きで、江ノ電とモンチッチを組み合わせたご当地ものを開発したいという話があった」と同商品開発のきっかけを話す。
モンチッチは、同社が手がけるキャラクターの中で最大のヒット商品。1974(昭和49)年に誕生し、今年で35年目を迎える。
現在ではオリジナルモデルの製造だけでなく、手軽なストラップや各地方の土産店向けに「ご当地モンチッチ」などを販売。若年層の人気を集め、幅広い年齢層から支持されている。
マーケティング担当の山口さんは「当初のモンチッチを知っている人だけでなく、土産品の効果で孫・子・親の三代に知られるようになった」と話す。今後については、「親の世代では懐かしいアイテムとして見られがちだが、常にユーザーに認知されるキャラクターとして進化を続けていきたい」とも。
開催時間は9時~18時。展望台の入場料は、大人=500円、子ども=250円。今月24日まで。