システム開発・受託を行うモノリス(葛飾区小岩)は10月20日、ミニブログ「Twitter(ツイッター)」のアカウントで1対1のチャットが行えるサービス「TwitPad(ツイットパッド)」をリリースした。
Twitterとは、登録したユーザー同士が「今何している?」という問いかけに対して、140文字以内の小さな「つぶやき」を掲載するミニブログサービス。米国で2007年にサービスが始まり、今年6月現在で国内の利用者数は330万人を超える人気サービスに成長。現在では企業やマスコミもTwitterを利用したサービスを展開している。
同サービスはチャットを希望したTwitterユーザー同士を引き合わせ、ブラウザー上で会話を行うもの。待っているユーザー同士をシステムが引き合わせ、同期サービスならではの「テンポの良い」コミュニケーションを行うことができる。
同社の渦原社長は「近年はmixi日記やTwitterのような非同期のサービスに主流だが、気軽でかつリアルタイムにコミュニケーションを行うサービスが作りたかった」と話し、今年7月に匿名でリアルタイムにチャットができるサービス「ChatPad(チャットパッド)」をリリース。サービス開始3カ月でコメントは4,000万を突破。広告主もつき「マネタイズできる環境が出来上がった」と話す。
しかし、同サービスは完全匿名性のため話すきっかけが乏しく、ユーザーからの要望もあった。この要望をTwitterのアカウントで利用することで、プロフィールを明確化し、過去ログも閲覧できるようにした。「より相手の見える、より安全に気軽なコミュニケーションができるサービスを目指した」。
渦原社長は「現在は受託と新規サービスの開発を行っているが、広告でマネタイズすることだけでなく、この開発力で多くの新規受注を獲得することもできた。今後もコミュニケーションをテーマとしたさまざまなサービスを開発したい」と意欲をみせる。
利用にはTwitterのアカウントが必要。TwitPadの利用は無料。