晴天に恵まれた11月15日の七五三の日、亀有の各所で七五三のにぎわいが見られた。
亀有香取神社(葛飾区亀有3)では15日早朝から参拝者が多く訪れ、この日だけでも100組以上のおはらいが執り行われた。
同神社の唐松範夫宮司は「日本の大切な伝統文化。近年では神社の参拝も行わない方々も多くなったが、子どもの成長を記念にする良いきかっけ」と話す。
通常の神社では簡単なおはらいで終わってしまうが、同神社では多くの参拝客に思い出を残してもらうために、本殿での記念撮影の時間を設けた。「神社という荘厳でハードルの高いイメージがあるが、笑顔で対面するなど地域の神社ならではの心構えで接している」と話す。
近年では写真撮影と一緒に参拝する客も多く、同神社では1年中七五三のおはらいを受け付けている。「生活様式も多様化し、地域に密着している神社ならではの対応を行っていきたい」と唐松宮司。
地元で60年以上写真館を経営している「亀有スタジオ」(亀有3)3代目の増田尚さんは「秋口から毎週末のように予約が入り、11月末まで予約が埋まっている」と話す。