亀有に3体目の「両さん像」-少年時代の両さんと仲間3人が銅像に

2006年2月に完成した両さん像。11月8日で合計3体の銅像ができる。

2006年2月に完成した両さん像。11月8日で合計3体の銅像ができる。

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 「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の両津勘吉(両さん)をモチーフとした銅像「少年両さん像」が11月8日、亀有に登場する。

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 同キャラクターの像が亀有に設置されるのは、亀有駅北口(2006年2月)、同駅南口(同11月)に次ぐ3体目。

 今回は少年時代の両さんとその仲間3人組「とん・ちん・かん」がブロンズ像になる。高さは約140センチで、現在、竹中製作所(富山県高山市)で製作されている。設置場所は亀有銀座商店街(ゆうろーど)の中ほどにある亀有ポケットパーク。

 少年両さん像を設置する理由として区は、2006年に大型商業施設がオープンしたことにより、商店街の状況が厳しさを増していく中、集客増と地域のイメージアップを図るためとしている。都と区は約440万円の製作費のうち6分5を助成する。

 像を企画したのは1999年から「両さんどら焼き」を販売している「葛飾伊勢屋」の佐藤尚吾さん。「駅前だけでなく、街全体が盛り上がる企画を考えていて、そのヒントを求めて水木しげるロード(鳥取県境港市)に視察したときに今回のアイデアを思いついた」と3体目の銅像製作のきっかけを話す。

 境港市では100体を超える水木さんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のブロンズ像が並び、商店街では関連商品を販売している。「一商店だけでなく、商店街や街全体が盛り上がってほしい。亀有ならではのオリジナリティーのある街づくりができれば」(同)と今後の地域活性化に期待する。

 銅像の除幕式は10時から。当日は原作者の秋本治さんやテレビアニメで声優を務めたラサール石井さんが出席の予定。イベントでは先着500人に特製手ぬぐいが配布される。

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