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テクノプラザで「和菓子フェア」-和菓子店9店が新作発表

和菓子くまがいの「菖蒲あわせ」を見守る熊谷さん

和菓子くまがいの「菖蒲あわせ」を見守る熊谷さん

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 テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で2月19日・20日、「葛飾区和菓子フェア」が開催された。

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 昨年開催された「洋菓子フェア」に続く2弾目となる同フェア。イベントを主催する商工振興課の柴田課長は「下町のお茶菓子として人気のある和菓子だが、近年の需要の低下によりどの店舗も苦戦している。今回の企画を通して、和菓子の繊細さや、その味の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 会場では、地元和菓子店9店と、東京聖栄大学と区保健所から成る12のブースが展開。区内の和菓子店は「一店一品新商品」をテーマに、同フェアで新作を発表。全9店の和菓子を詰め合わせたセットは開場後わずか30分程度で品切れになるほどの人気だった。

 今回出店し、葛飾区の区花であるショウブをイメージした新作「菖蒲あわせ」(各140円)を制作した「和菓子くまがい」(東金町4)の熊谷優さんは「ショウブの紫と白を羽二重餅で表現した。紫色はあんにも使っている紫芋を使用。葛飾らしい新商品を作るため2カ月ほど考えた」と話す。昨今の和菓子店に関しては、「伝統のある仕事だが、飽きられないように新商品を作り続けることが大事。昔と異なり、味も進化している。今回のような機会でより多くの人に知ってもらえれば」と期待を寄せる。

 来場した60代の女性は「どれも彩りが鮮やかで買いすぎてしまうほど。亀有に住んでいるが、このように一堂に集まって味が楽しめるイベントをもっと多くあれば和菓子の人気も上がるのでは」と話していた。

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