社会福祉法人「原町青年寮 奥戸福祉館」（葛飾区奥戸3 TEL 03-5670-8111）は2月15日、メロンパンの移動販売を始めた。

　同館では以前から自家製造パンを販売しており、地域の保育園や小学校の給食パンとして供給しており、10年以上の販売実績がある。今回の移動販売では、専用焼き窯を搭載した特別車を使い製造・販売を行う。製造・販売は同所の利用者たちで行い、パン販売の純利益を同館利用者の給料として分配する。

　今回施設を提供した「どらっぐぱぱす奥戸店」（奥戸3）の小沼剛店長が「地域の活動を応援したい」と、同店駐車場の一部を販売場所として提供。今回の移動販売が実現した。

　15日の販売初日は、焼きたてパンの甘い香りに多くの買い物客が立ち寄った。同館キャップ作業支援員食品製造販売担当の中島房枝さんは「用意した300個のメロンパンが13時までに完売した」と話す。

　メロンパンはチョコチップ・プレーン・果汁入り3種で各120円。小麦等の原材料にこだわり、果汁入りは本物のメロン果汁を使う。移動販売では試食も可能で、買い物ついでに立ち寄り試食した女性は試食に満足し、パンを購入する姿もあった。

　メロンパンは館内にある「ももちゃん」でも販売。メロンパンのほか、チーズパンや食パンなどのパン類もそろえる。

　今後について、中島さんは「移動販売車を利用して地域のイベントに利用してほしい」と呼びかける。

　営業時間は、移動販売＝火曜の11時～13時30分、館内販売＝水曜・金曜の11時～13時。祝日定休。