葛飾区は4月12日、例年柴又の河川敷で開催されている「葛飾納涼花火大会」を7月26日に開催すると発表した。
東日本大震災の影響により、江東区や江戸川区では花火大会の中止が決定された。そうした中、同大会実行委員会では「むしろ被災地支援のために、地域活性化の取り組みの中でチャリティー活動などを行い、被災地へ復興のエールを送る花火大会を実施したい」という思いで開催を決定したという。
今年は、「葛飾から送ろう復興のエール」「夜空に輝け!希望の光」の2つをテーマに、7,000発の花火を打ち上げる。例年より約3,000発少ないが、警察の被災地派遣などによる警備不足対策に自主警備を強化する予算に充当。被災者用の招待席を設けたり、模擬店収益の一部を被災地の復興支援に寄付したりするなどの取り組みも予定する。
同区観光課の吉本課長は「現在はまだスポンサーの募集や有料観覧席など詳細は決まっていないが、今後順次決定していく予定」と話す。