葛飾区総合スポーツセンター(葛飾区奥戸7)で4月10日、アマチュアプロレス団体「WIN」のチャリティーイベント「東北地方太平洋沖地震チャリティープロレス~届けよう元気を!カツシカから東北へ!~」が行われた。
当日は、都内のアマチュアプロレス団体が集まり試合を行った。WINの所属選手で、「山本国鉄」と名乗る鉄道マニアの選手などが登場。集まった約100人程度のプロレス好きの観客たちを沸かせた。
同イベントではプロレスの試合だけでなく、同団体の代表の設楽安男さんが考案したご当地ヒーロー「ゼロング」によるヒーローショーも開催。ゼロング自ら募金箱を持ち協力を呼びかけた。「予想以上に多くの募金が集まった。この募金が東北のために少しでも役立ててもらえれば」と設楽さん。
ゼロングの誕生は昨年で、デザインやキャラクター設定は全て設楽さんが行った。きっかけについて、「自分が幼いころに見ていたヒーローショーに憧れて作った。プロレスイベントだけでなく、葛飾のイベントなどにも協力したい」と意気込みを話し、地域イベントにも積極的に取り組む。「ご当地ヒーローとして地域を盛り上げたい気持ちを生かしていきたい」
しかし、ゼロングのイベント参加はこの震災でキャンセルになるなど、なかなか出番に恵まれていない。「一緒に登場する悪役のマッチョ大佐のほうがキャラが濃く、ゼロングが押され気味」という悩みも。
現在はゼロングのグッズなども開発しており、「今後は地元の活性化などを目指したい。草野球ならぬ草ヒーローショーで地元を盛り上げたい」と設楽さん。