亀有で両さん銅像の除幕式-原作者や麻生首相も出席

銅像式典に参加した秋本治さんとラサール石井さん。銅像は子どもでも握手できるように台座を取り払った作りが特徴。

銅像式典に参加した秋本治さんとラサール石井さん。銅像は子どもでも握手できるように台座を取り払った作りが特徴。

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 亀有ゆうろーど商店街で11月8日「少年両さん像」の除幕式が行われた。

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 同キャラクターの像が亀有に設置されるのは、亀有駅北口(2006年2月)、同駅南口(同11月)に次ぐ3体目。少年時代の両さんとその仲間3人組「とん・ちん・かん」がブロンズ像になる。高さは約140センチ。台座もなく来訪者が握手できるよう勘吉像は手を差し伸べている。
 銅像の除幕に合わせて週刊少年ジャンプ49号では、浅草生まれの勘吉少年が現代の亀有にタイムスリップするストーリー。銅像の除幕に連動した企画になっている。

 式には原作者の秋本治さんや、アニメ版の声の出演をしているラサール石井さん、そして麻生総理も出席した。式で総理は同誌を毎週読んでいて、今週号のエピソードにちなんで「(両さんが)未来は明るいと言い切るのがいいところ。多くの大人や一部のマスコミは『暗い』と言うが、前向きに明るくしていきたい」と話す。

 秋本治さんは「舞台は昭和39年の亀有をイメージして作った。亀有の人だけでなく多くの人が訪れ、銅像に触れて笑ってほしい」と銅像への思いを話した。またラサール石井さんは両さんの声で「麻生総理、日本をよろしく頼む」と総理にエールを送った。

 銅像の除幕式を記念して制作された500個の手ぬぐいは雨の中にも関わらず行列ができるほどの盛況で、すぐに品切れした。

 今回のイベントを企画した葛飾伊勢屋の佐藤尚吾さんは「以前の2体の銅像は駅前にあるので、もっと商店街に入ってもらうアイデアを考えていた。台座をなくしたのも親しみやすく、子どもでも握手できるため。もっと多くの人が両さんを通じて亀有を知って欲しい」と同イベントの目的を語った。

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