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柴又「松屋の飴切りMADコンテスト」応募集まらず-追加撮影イベントも

現在ニコニコ動画には要望やアドバイスなどが寄せられている

現在ニコニコ動画には要望やアドバイスなどが寄せられている

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 柴又宵まつりのピーアールとして8月12日から開始した「松屋のあめ切りMADコンテスト」の募集開始から1週間経過したが、応募がなく関係者が慌てている。

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 コンテストは「松屋のあめ総本店」(葛飾区柴又7)の飴切り音に合わせて動画・音楽のリミックス(MAD)作品を提出するもの。コンテスト入賞者は9月17日に行われる「大正ロマン・柴又宵まつり」で上映され、優勝者には、切る前のあめ10メートル分(2.5キログラム)が贈られる。

 公開当初からツイッターなどで多少話題になり、ニコニコ動画ではコメントなども入るが、19日現在まだ応募が1本もない状況。広報担当者は「初めての試みで不安も多くやっているが、1本もないとなるとコンテストの自体の開催も危ぶまれる」と慌てている。

 動画には「おわこん(終わったコンテンツ)なのに今やるのか」や「意気込みがカメラワークから感じられない」など厳しいコメントなども多かったが、宵まつり実行委員長で、同店5代目店主の宮崎修さんは「さまざまなコメントがあるが、とても嬉しく受け止めている。ネットならではのコメントでとても参考になる」と話す。

 また動画には「ほかに素材がほしい」や「著作権の問題はどうなのか?」など多くのアドバイスや質問がメールなどで寄せられた。「今回が1回目ということもあり、不備のある部分が多かったと反省している。しかし、コメントや問い合わせなどアドバイスをもらい、とても感謝している。できる限り問い合わせや要望に応えたいと思っている」(広報担当者)とも。現在はツイッターや特設サイトにQ&Aコーナーを設けるなど対応している。

 また今回素材の拡充のため、同委員会は21日13時から公開であめ切りの「再撮影」をすることを決定。通常は温度の高い夏場はあめ切りの実演を行わない同店だが「まつりを盛り上げて、みんなが喜んで作ってくれるなら」(宮崎さん)と特別に実演を行う。店頭の撮影なども「実際に柴又に来て、肌で音を感じてほしい」と奨励する。

 今回の取り組みについて広報担当者は「100年続く下町の文化と最先端カルチャーであるニコニコ動画との融合がしたく企画した。1度だけ通う観光地ではなく、コミュニケーションによってみんなが参加する柴又になっていきたい」と期待を寄せる。

 コンテストは31日24時投稿分まで。

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