6年ぶりの「お召し列車」が常磐線を走行-鉄道ファンら詰めかける

南千住駅を通過するお召し列車

南千住駅を通過するお召し列車

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 天皇、皇后両陛下が乗車された皇室専用特別列車が11月12日、上野から土浦に向け発車し、常磐線を走行した。

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 同車両は「お召し列車」と呼ばれる特別車両。今回の運行は両陛下と国賓であるスペインのフアン・カルロス国王夫妻とともに、つくば市の宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターを視察するためにJR常磐線の上野~土浦間を走行した。特別列車の運行は2002年6月以来なく、今回が約6年ぶりとなる。

 同車両は昨年の7月に、製造から40~70年経過した特別車両の後継として登場。液晶タッチパネルや電動リクライニングシートを装備し、富裕層をターゲットに「なごみ」という愛称で営業運行を行っている。お召し車両として使われたのは今回が初めて。「お召し車両として使われる場合は、スペインと日本の国旗が掲げられる。なかなか見られない貴重な1シーン」と写真撮影に訪れていた鉄道ファンは話す。

 常磐線各駅ではお召し列車をひと目見ようと鉄道ファンたちが20人ほど集まった。北千住駅では、警備の中カメラを構えるファンたちが並び、お召し列車をカメラに収めた。「ほかの鉄道ファンたちは情報を聞きつけ、田園地帯などの開けた場所で撮影を行っているはず。沿線では多くのアマチュアカメラマンが構えているはず」(同)とも。

  同列車は10時12分ごろ、定刻通りに亀有駅を通過した。

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