亀有南口の飲食店11店舗を中心にしたまちコン企画「亀コン」が2月12日、開催される。
地元の「生つくね元屋亀有店」(葛飾区亀有3)の松田雅弘さんと「IZAKAYAさけみ」(亀有3)の酒見亜十さんが発起人となり、普段から親交のある9店舗に声を掛けて実現した同イベント。参加店舗は2店のほかに、「だいにんぐれすとらん かつしか亭」「酒菜処 一の花」「cafe NALU」「和ごごろ しん」「鶏と野菜のグルメ MOSSAN」「居酒屋 幸の鶏(こうのとり)」「鉄板焼 伊鉄屋」「食道場 くじら組」「Pasta&Grill Tia Blanca(ティアブランカ)」の11店舗。
酒見さんは「お互いの店が同時期にオープンしたこともあり、情報交換していくうちに横のつながりができてきた。店舗同士の連携で何かできないか、と考えたとき亀コンを思いついた」と話す。
飲食店の店主たちが中心となり、広報・集客・企画などを担当。「まちコンのノウハウなどなかったが、全員で考え体当たりで始めた。次第に商店街の青年部やボランティアスタッフなどの協力者が集まり、手作り感がありながらも形になってきた」と松田さん。
当日は20歳以上の男女各150人計300人の参加を呼び掛けている。開催1カ月前の現在、参加者は約160人。地元だけでなく神奈川や埼玉、茨城などからの参加もあるという。「インターネットの参加だけでなく、口コミなど常連客が多くの参加を呼び掛けてくれている。地域に根ざしたまちコンになりそう」と期待を寄せる。
当日はバレンタインデー2日前ということもあり、女性たちには「亀有煎餅森田屋」(亀有3)の亀型をした特製煎餅を配布。せんべいのパッケージの裏にはメッセージを記入するスペースがあり、「メールアドレスなどを記入し、気に入った男性にアプローチしてほしい。バレンタインなので積極的に行動してくれるきっかけになれば」と、参加店の「一の花」(亀有3)の菜花浩美さんは話す。
開催まで1カ月を切った。今後はフェイスブックやツイッターで掲載店の目玉メニューなどを紹介していく予定。「バレンタインデーにちなんだ恋に効くメニューなども出していきたい」と松田さん。
今後について、酒見さんは「普段は亀有を通過してしまう人も、これをきっかけで亀有に立ち寄ってもらい、通ってもらうきっかけになれば。出会いなどが生まれる、活気のある街に成長していく流れを作りたい」と意気込む。
開催時間は17時~21時。料金は、男性=6,500円、女性=3,500円。2人以上で申し込む。