タカラトミー(葛飾区立石5)は11月27日、ニンテンドーDS用ソフト「もしも!?裁判員に選ばれたら…」を発売した。
同商品は、来年5月に施行される裁判員制度に先駆けて登場。ゲームの中で陪審員制度を疑似体験することによって、制度をやさしく理解することを目的に開発した、業界初の体験シミュレーションソフト。
ゲームの内容はプレーヤーに裁判所から一通の通知が来るところからスタート。公判開始から2日目以降の評議に続き、判決までのプロセスを体験できる。ゲームソフトの画面にはシーン毎にイラストを盛り込み親しみがわくように心がけた。制度をわかりやすく解説した「裁判員制度辞典」や、裁判の専門用語がわかる「用語集」も収録している。
同商品を体験した同社広報部の鈴木さんは「エンターテインメント性よりも体験シミュレーションとして勉強になる。陪審員に必要な裁判の知識なども身についた」と話す。
メーンターゲットは20代以上の有権者。価格は5,040円。全国の百貨店や量販店、玩具専門店のゲームソフト売り場などで販売。初年度出荷数は3万個を予定。