カフェバー「cafe・hakuta（カフェハクタ）」（葛飾区東金町1 TEL 03-5876-9085）が11月19日、常磐線金町駅近くにオープンした。

　同店舗は新聞集配所だった場所にオープン。店舗面積は50平方メートルで、席数は25席。「自宅のリビングにいるような心地よさ」をコンセプトにした店内は、木目を使ったインテリアが特徴。内装のほとんどは、オーナー白田真弓さんらの手づくりによるもの。インテリアはもちろん、ソファもオリジナルで、「全てが手作りなので、オープン当初から愛着がわいている」（同）と話す。

　店内で提供するブレンドコーヒー（500円）は、創業60年を誇る神田の斉藤コーヒー店（千代田区）から仕入れ、注文の度にドリップするこだわりを見せる。「スタッフにコーヒーマイスターの資格を持つ者もいて、より深みと香りを楽しめるものが提供できる」（同）という。

　駅に近い住宅街という立地を踏まえ、「日替わりランチ」（800円）や、夜にはワインに似合う「パンの盛り合わせ」（600円～）などのフードメニューも用意する。パンは金町「とらやベーカーリー」（東金町3）を使うほか、夜はワインやビールもそろえ、仕事帰りの20～30代の独身客を狙う。

　自身も金町出身の白田さんは「若いときから30歳までに自分でカフェを作ろうと思っていた」と話す。飲食業を手掛ける会社に入社後、飲食のノウハウを重ねながら物件を探している中、同物件に出会った。「いろいろ探していたが、これだと思った。目標より2年前倒しで実現した。」と振り返る。

　白田さんに夢を実現するコツを尋ねると、「とにかく人と話して相談してみること。人の意見を聞いてみることが大事。人の意見を取り入れることによって、本当の自分のしたいことのブレがなくなってくる」と話す。「出会いも大事。建築家や大工やスタッフだけでなく、来店するお客さんの顔を見ていると、今後ももっと頑張っていきたいと思う」とも。

　営業時間は11時30分～23時。オープンからしばらくの間は不定休の予定。