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足立の居酒屋店で「海産総選挙」-政党カラー、鮮魚に見立て

解散総選挙セットと投票結果を持つ廣井さん

解散総選挙セットと投票結果を持つ廣井さん

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 足立区のすし居酒屋「居酒屋 鮨 時次郎」(足立区谷中2、TEL 03-3628-6738)が11月28日、「海産総選挙」を始めた。

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 同店は北綾瀬駅そばに1982(昭和57)年にすし店として開店し、現在は店主の廣井幸成さん(42)が10年前にすし居酒屋として改装。平均単価は3,000円前後で、30席以上の座敷なども用意する。

 今回の企画ついて、廣井さんは「近年選挙に関して関心が薄く、選挙に関心を持つきっかけとして考えた。海産物を取り扱うすし居酒屋として何かひねりと遊び心があるイベントを開きたかった」と話す。

 期間中、店内では「海産総選挙セット」(840円)として特別セットを用意。セット内容は本マグロの大トロ・赤身、青魚(イワシ)、イカの3色の4点盛りを提供する。「ロゴカラーが赤なので民主党をマグロ、緑・青を党のカラーとする自民党を青魚、まだ始まったばかりの真っ白な政党である第三極を白色のイカに見立てた」という。

 マグロは本マグロを使い、青魚はその日市場で一番新鮮な青魚を提供する予定。「毎日市場に通って仕入れているので、青魚はその日のおすすめを提供していきたい。選挙の期待も込めて、常に全力で提供していきたい」と廣井さん。

 セット注文客には赤・青・白から一つを選んで記入する投票用紙を配布。投票結果は店内にシールでカウントし、得票数を表示する。投票用紙は選挙結果後、勝利した政党に投票した票をビールサービス券として利用できる。「ビール一杯かもしれないが、どこに投票するのか考えるきっかけになれば。店頭に投票結果を出すことによってテレビでもやる開票前速報よりも先に『投票前速報』として利用できる」とリピーター獲得に向けた工夫も見える。

 今後については、「選挙だけに限らず、今後も時期に合わせたイベント・交流を持っていければ。お客さんの話のネタになり、コミュニケーションに使っていただければ」とも。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。イベントは投票前日の12月15日まで。

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