葛飾区の平和を守るご当地ヒーロー「仮面の守護者ゼロング」が7月15日、悪の組織デスバルの魔の手が迫る葛飾区総合スポーツセンター(葛飾区高砂1)の屋外プールに登場した。
葛飾区民を洗脳し、東京を悪の独立国家にしようとたくらむデスバル。今回は連休最終日で超満員となった屋外プールに、大幹部のマッチョ大佐とカミキリスネークが現れた。同大佐は、35度を超える猛暑日の中流れるプールで遊ぶ小学生を捕まえ「何メートルくらい泳げるのか」と挑発し、会場を沸かせた。
捕らえられた小学生は「クロールなら1000メートルは泳げる」と、想定外の答えに大佐が動揺していると、騒ぎを聞き付けたゼロングとスパーク、水元刑事がプールサイドに登場。激しい戦いの末、ゼロングがとどめを刺そうとしたその瞬間、「お待ちなさい!」と会場に声が響き、新キャラクターでデスバルの女性幹部のレディ・ロザが登場した。
ゼロングとデスバルの戦闘は2011年に始まり、レディ・ロザは「2年間もゼロングを倒せないマッチョ大佐にはもう任せておけない」とダメを出し、ローズピンクの髪をなびかせながら攻撃を命令し、来場客はどよめいた。
大混乱となったプールサイドでは台東区から来ていた男子小学生が「ゼロングもスパークも力強くてかっこいい。ぜひ台東区も守ってほしい」とコメント。
ゼロングとスパークは、子どもから手渡されたシューティングカードをゼロライザーに装着。「ゼロングツイスター」と「帝釈天(たいしゃくてん)落とし」の必殺技で敵を圧倒し、デスバル一味は「今日はこの辺にしといてやるか」と姿を消した。
勝利を手にしたゼロングたちは会場の子どもたちに「休憩を取りながら泳ぐように」「プールサイドは走らないように」などと、プールの正しいマナーをアピールし、海の日のイベントを終了させた。